派遣を求める企業側と派遣スタッフからみた、よい人材派遣会社像をまとめてみたい。顧客企業(派遣先)にとって、派遣オーダーを出してすぐに候補者が人選されるという点はすこぶる便利である。オーダーを出してその日か翌日に人選がすんで提案されるならば顧客企業はその派遣会社のサービスに好感を持つのは間違いない。反対に、3〜5日経っても応答がなく、あげくの果てに10日もかかるというのでは顧客である派遣先は庫れをきらしてしまう。ゆえに、数多くの候補者を抱える人材派遣会社にオーダーが流れるのは自然だし、そうした大手の派遣会社のほうが顧客満足を図るうえでも大切なファクターとなる。その点はスタッフたちにとっても同様である。大手の派遣会社は数多くの営業店舗を展開し、営業活動を行なっている。ゆえに、顧客である派遣先企業からのオーダーは数多い。登録スタッフたちにとっても仕事の選択肢が多いのは便利だ。では、大手の派遣会社だけがよい派遣かというと、そうともいいきれない。大手はスピードと価格の面で攻勢をかけているが、アフターフォローの面が必ずしもよいというわけではないからだ。中小派遣会社の中には“手作り”のようなサービスをする企業もある。だから規模はさして大きくならないのだが、人材派遣=人間関係管理業とすれば、アフターフォローのよい派遣会社のほうがよい場合もある。したがって問合わせへのアドバイスとしては、まずは、サービスの最前線に立つ営業担当者たちの質を見比べてほしいということに尽きるだろう。