アーカイブ

結婚を持続させていく意志

結婚を持続させていく意志があるならば、マイナス条件と思ったことも、それをプラスに変えることもできる。新婚旅行のときに、彼は慎重で、もっと危険に満ちたことをやりたいのにやってくれないと大いに不満を抱いた私だったが、一緒になってみると、いわゆる力仕事のいろいろをやってくれた。壁に棚をつったり。その頃は火鉢に炭火をおこして入れたが、彼は大変炭を切るのが上手であり、火も私より上手におこした。そんなとき彼には私にない能力があると、尊敬の念を抱いたりした。男女共学になり、女も学校を出て、男のいる職場で働くようになって、男を見る眼が肥えていると思う。これは男も同じである。結婚して一番愚かしいのは、自分の相手を、かつてつき合っていた異性と比較して、あっちにすればよかったかなとか、広い世間にはもっといい相手がいるはずだなどと、あちらこちらに眼移りしたり、心をぐらつかせることである。私がくりかえして結婚には眼に見えない縁が働くと言っているのは、とにかくあれこれとここへくるまでに紆余曲折はあったであろうが、このひとと生涯を共にしようというので挙式し、第三者に披露したのである。もう車は出発したのだ。「雨夜の品さだめ」の中で、左馬の頭が言っている。「ずいぶん多くの男女の組合せを見て来ましたがこれこそ素晴らしい夫婦というのにはなかなかお眼にかからない」と。皆、何かしら欠けたところ、足りないところがある。私は、完全でないからこそ、二人で完全を目ざして努力してゆく。それが結婚のたのしみの一つだと思う。

[結婚関連情報一覧]
東京の教会挙式
http://www.le-anges.gr.jp/chapelle/wedding.html
東京の結婚式場なら南青山ル・アンジェ教会
http://www.le-anges.gr.jp/