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大手の塾を選ぶときの注意

塾が大きくなり、いくつもの分教室がある千人以上の大手塾を選ぶ場合、気をつけなければいけないことを簡単に述べておきます。一般に大手塾の場合は、1クラスの人数が20人以上であることが多いようです。しかし一概に大手塾だからといって、子どもがついていけないのではないかと心配する必要はありません。人数が多ければそれだけ能力別にクラスを編成していますから子どもの学力に合った授業をしてくれますし、塾によってはアシスタントやチューターをつけているところもあります。病気などで休んだ場合には補講などをしてくれるところもあります。ですからまず第1に気をつけることは、このようなきちんとしたシステムが導入されているかどうかを入会のときに確かめてください、また、大手塾の強みは何といっても受験資料の豊富なことですから、それらの資料を入会のときに説明してもらうのも1つの方法です。第2に気をつけることは合格者数についてです。塾の広告を見れば、大手塾は必ずといっていいほど有名中学及び高校の合格者数や氏名を公表しています。が、その人数の多さにごまかされないようにしてください。合格者人数が多いところは普通在籍している生徒数も多いものです。合格者数(分子)が同じなら分母の数が大きければ合格率は下がり、在籍者数(分母)が同じで、合格者数(分子)が大きければ合格率は上がります。入会のときはこの資料をぜひ見せてもらうか説明してもらったほうがよいでしょう。また、同一人物が複数の学校を受験している場合が多く、それらは合格者の合計に含まれているのが通例です。たとえば同じA子さんが、慶応女子高、青山学院高、桐蔭学園高、戸山高校といった有名高校に合格すると、それで4人合格と計算するのが塾の業界では慣例になっているのです。大手の進学塾ほど合格実績を伸ばすことに熱心ですから、勉強のできる子に行く気もない学校を4つも5つも受けさせる悪質なケースも起きています。進学塾によっては合格者数が実質の3分の1以下というところも多いので気をつけてください。第3に気をつけなければならないことは、分教室=本部教室という等式が必ずしも成り立たないことがあることです。つまり本部教室の教え方、管理のしかたと、分教室とで、微妙なずれが出てくる場合があります。分教室の室長の技量である程度その教室がよいか悪いかが決まることが多いのです。しかし、きちんとシステム化された教え方、管理のしかたが徹底しているところでは心配することはほとんどありません。本部と同じレベルの授業をしている分教室かどうかを見分けるには、やはり直接室長と面談して、いろいろ質問してみることをおすすめします。

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